ヨーヨー

ヨーヨー上達は「技術」だけじゃない ― 4本の記事で学ぶ“本番で出せる力”の作り方 ―

友人の岬くんが「競技ヨーヨーの上達方法」についてまとめた記事がとてもすばらしいので紹介します。彼は豊中ヨーヨー練習会や三ノ宮ヨーヨー練習会の主催者として、また、競技フリースタイルの優秀な指導者として、ヨーヨー業界の発展に貢献してきました。競技者向けの記事ですが、競技に参加されない方にも学びがあると思います。

導入

ヨーヨーを続けていると、次のような悩みにぶつかることがあります。

  • 練習ではできるのに、本番で失敗する
  • 何を意識して練習すればいいのかわからない
  • 上達している実感が持てない

今回紹介するのは、noteで公開されている
「上達」をテーマにした連載記事4本です。

  • 技術論
  • 練習方法
  • メンタル
  • 環境づくり

これらをバラバラに扱うのではなく、
「上達という一つの流れ」として整理しているのが特徴です。

記事① 自分が挑戦しているものの正体

上達とは何かを定義する

🔗 https://note.com/msksnsy/n/n69284acd9da6

1本目の記事ではまず、ヨーヨーをクローズドスキルとして捉え直します。

  • 状況が変化しない
  • 自分の技術だけが結果を左右する

この記事のポイント

  • 上達とは
    • 技が増えることではない
    • 練習したことを本番で再現できるようになること
  • 重要なのは
    • ただの反復練習ではない
    • 成功と失敗の差を意識すること

記事② 上達する環境の作り方

人は「環境」で成長する

🔗 https://note.com/msksnsy/n/nf2f8cc8b1f3e

2本目では、上達を個人の努力だけに任せない視点が提示されます。

ヒーローズジャーニー的・上達の流れ

  • 新しい挑戦を始める
  • 環境を変える(練習会・大会など)
  • 試練や挫折を経験する
  • 仲間・メンターと出会う
  • 成長する
  • 次の挑戦へ進む

環境は与えられるものではなく、
自分で作るものだというメッセージが強調されています。

記事③ 上達を阻むのは自分

伸び悩みの正体は「心の仕組み」

🔗 https://note.com/msksnsy/n/n617b3fca1d33

3番目の記事では伸び悩みの原因として、人間の心の仕組みが影響していることが説明されます。

キーワード

  • 心理的恒常性
  • コンフォートゾーン

挑戦を避けてしまう行動は怠けではなく、
心が安定を守ろうとする自然な反応だと説明されます。

  • 失敗が怖い
  • 難しいことから逃げる
  • どうせ無理だと思ってしまう

トッププレイヤーとは、
不安を抱えたままでもプレーできる人だという指摘が印象的です。

記事④ 練習方法のあれこれ

本番で結果を出すための実践的アプローチ

🔗 https://note.com/msksnsy/n/n1ee66252b17d

4本目の記事では、ヨーヨーの競技大会で結果を出すための実践的アプローチについて説明されています。

目標別の練習法

地区大会予選通過レベル

  • ミスの出にくい構成を作る
  • 最初の失敗で止めない練習
  • 動画撮影で数をこなす

JN準決勝通過レベル

  • 良かった点を意識的に見つける
  • チェックポイントを設定する

入賞レベル

  • フリー演技の回数制限
  • 本番と同じ緊張感を作る

まとめ:上達は「構造」でできている

  • 上達は才能ではない
  • 技術・心・環境は切り離せない
  • 不安や失敗も成長プロセスの一部

これらの4本の記事はヨーヨーに限らず、
本番があるあらゆる分野に通じる内容です。

この記事では4つの記事の要点だけをかいつまんでまとめていますが、もっと知りたい方はリンク先の記事を読んでもらうのが1番。

伸び悩んでいる人ほど、
1本目から順に読むことをおすすめします。

ABOUT ME
ケンヂ博士
高橋 健治。某工業高専出身のアラフォー工学博士。 東北生まれのエセ関西弁話者。研究者として日系メーカーに10年以上勤務。数学、制御工学、電気工学、パワエレ、プログラミング、ヨーヨー、将棋などがそこそこできるマルチプレイヤー。大阪府の端っこで、お嫁様+2人の娘たち+4匹の金魚.etcと暮らしている。